仕事紹介

退職する人はほとんどいないアットホームな業界。好奇心があり、真面目な人がほしい。(Kさん/2代目社長)

Kさん/2代目社長

― Kさんの会社はどのような特長がありますか?
扱うのは、主に鈑金機械や鍛圧機械…プレスや板金機械などです。その新品と中古、両方を扱います。新品はメーカーのセミナーなどに出て知識を身につければ販売できますが、中古は自分でさわれないとだめ。掃除や分解をして、機械のことをよく理解しないといけません。客筋はいろいろですね。弱電から自動車、多岐にわたっています。地域的には日本全国。海外のお客様もいらっしゃいます。

― やりがいを感じられるときはどういうときですか。
それはお客様がよろこんでくれたときですよ。今はインターネットの時代だから、ネットを見て来られる初めてのお客様も多く、製品を納めた後で「あの機械は調子がいいよ、ありがとう」とお礼の電話をしてくださる方がいます。それだけでもうれしいですが、その後、ネットを見て私の意見を聞いただけで、試運転もせず注文してくださった。そういうときは責任重大ですが、ほんとうにうれしいですね。また、ほれぼれするようないい機械が、しかるべきお客様の手に渡り、動いているのを見ると、よかったなあと思います。機械は、止まったまま、分解したままだと“死に体”なんです。いい機械はずっと生かしてやりたいですね。

― どんな人が向いていると思いますか。
好奇心がいちばんですね。それから真面目なこと。いかにもセールスマンという人は望みません。口が立ちすぎると、欠点がある機械でもつい「いいですよ」と言ってしまう。そうすると後でクレームになって大変なんです。ですから「ほんとうにこれでいいんですか」というぐらいでちょうどいい。

― 就職活動をしている学生のみなさんにメッセージをお願いします。
この業界は、アットホームな会社が多いので、一度定着すると退職する人はほとんどいない。外部から見ると暗いように見えると思いますが、安定しているし、居心地がいい。飾らず、正直に生きたい人には、この業界は合っていると思いますよ。

中古機械は、自分で査定し、売値を決めることができるおもしろい仕事。(Mさん/2代目社長)

Mさん/2代目社長

― どんな製品を扱っておられるのですか?
工作機械が中心です。新品も扱いますが、だんだん中古の比重が大きくなっています。新品の場合は、お客様がいて、設備の更新時期などに見積りをしたりして、こちらから“追いかけていく商売”。だから普段からのつきあいや、アフターサービス、メンテナンスが大事です。
一方、中古を扱う場合は、仕入れは“攻め”ですが、売るときは“待ち”。値段が決まっていないので、自分で査定し、売値を決めることができる。だから高く売れるいい機械を仕入れに行くときはわくわくしますね。

― 中古のどういうところがおもしろいですか。もう少し教えてください。
自分の裁量次第でできるところが面白いですね。たとえ、会社の組織に属していても、決済まで自分の採用でできるわけですから、一匹狼的な人はとてもやりがいを感じるでしょう。また、不景気なら不景気なりにやっていくことができるので、安定していると言ってもいいと思います。

― この仕事をやっていく上で大切なことは何でしょう。
仕事に対するまじめさでしょうか。それから私自身は、人には絶対に負けない、という気持ちを大事にしていますね。まじめだけど、その底に反骨精神がある。そんなタイプが多いですよ、この業界で成功する人は。

― 就職活動をしている学生のみなさんにメッセージをお願いします。
下積みが長いから大変ですが、一人前になれば安定しています。興味のある人は、チャレンジしてみたら面白いと思います。

やったぶんだけ見返りがある。歯車になりたくない人には、ぴったり。(Oさん/営業、入社8年目)

Oさん/営業、入社8年目

― 今の仕事の内容を聞かせてください。
会社では新品も中古も両方扱いますが、私は、工作機械の中古を担当。中古の機械卸の仕事は、仕入れ、掃除、整備、試運転、納入という流れですが、仕入れ以外のすべての工程をやります。工作機械にもさまざまな種類があり、うちが強いのはNC旋盤など、コンピュータ制御で動く工作機械ですね。お客様は日本だけでなく、アジアなど、さまざまな国から来られます。

― 中古機械を扱う上でもっとも大切なことは何ですか?
仕入れと値付けです。仕入れは、高く売れる機械を、いくらで買うかがポイント。それができるようになるには、機械を見る目と、市場の相場を頭に入れながら査定し、値付けをする“目利き”のセンスが必要です。経験が大きくものをいいますね。また、どれだけ利益を上げられるかはほぼ、個人の裁量で決まりますので、やりがいがありますね。

― 仕事のおもしろさ、やりがいについて聞かせてください。
仕入れと売値の差、つまり利益が目に見えてわかるところです。自分で買ってきた物を自分で売る。すべて自分で裁量できる商売は、あまりないですよね。私はまだあまり経験がないですが、仕入れるときは機械の音など五感を総動員して判断しなければならず、まさに真剣勝負。自分の感性で判断し、自分の責任で買い、いい利益率で売れたら、それはうれしいですよね。

― 就職活動をしている学生のみなさんにメッセージをお願いします。
この業界は、やったぶんだけ見返りがあります。大会社の歯車になりたくない人には、ぴったりでは。アットホームな会社が多いし、個人の裁量とはいえ、みんな親身になってフォローしてくれます。また、OMDCはヨコのつながりが強いので、そこもたぶん他の業界にない良さだと思いますね。